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日経平均株価バブル越えと中小企業の未来

(1)日経平均がバブルを超えた原因
 
とうとう日経平均株価がバブルの最高値を超えました!


果たしてこれは始まりの序曲か・・・

それとも、終わりの始まりか・・・

誰もわかりません。

しかし、
今回の日米の株価上昇は半導体関連企業の業績
期待であることは間違いない。


本日アメリカ半導体企業エヌビディアが、
予想を上回る好決算を発表したことにより
市場が反応。

日経平均株価も、1989年(平成元年)1229日のバブル時
最高値38,91587銭を34年振りにあっさり超えました。

日本は近年、九州や北海道に数兆円規模の半導体
関連投資を行なっています。

また日本には半導体製造に欠かせない製造装置などを
作っている世界シェア上位半導体関連企業が
数多くあります。

これらの企業に現在、外国資本がどんどんキャッシュ
を流入させています。

また中国経済の成長鈍化により中国市場から
日本へお金が流れていることも、日経平均株価を
押し上げている要因です。

34年前日経平均株価は最高値をつけた
翌年、年明けの1990年にバブルが弾けて、
バブル崩壊が起こりら日本は以後30年長期
低迷のデフレ経済を見舞われました。


これは不動産バブルが崩壊した事が原因です。

しかし、丁度その時期以後、半導体戦争でも
米国の巧妙で高圧的政策により日本は半導体で
アメリカに敗れました。

以後経済は大混乱に陥り、不良債権処理に
10数年を要しました。

日本経済はデフレに陥りました。

日本人の給料が30年間ほとんど上がらなくなりました。
非正規労働者が増えました。


長い30年のデフレ経済に、
日本は徹底的に苦しめられました。


出口の見えないこのデフレは、
一生続く感じさえありました。

しかし、2020年に中国発の
新型コロナウイルスが発生しました。

2020年にコロナが世界中に蔓延し、
さらに2022年にはロシアがウクライナ
侵略を行いました。戦争はまだ続いています。

そしてこの2つの出来事が世界を変えました。

 

2022年以後日本もコロナから徐々に経済は回復し、

2023年から、海外発の物価高によりデフレ経済から
インフレ経済に風向きが変化してきました。

世界はコロナで多額の政府支出を拠出して、
世界市場は行き場のないお金がダブついています。

アメリカもしかり。

そのダブついた資金が
今、日本の半導体に向かっています。

果たして半導体は世界の、

そして日本経済のゲームチェンジャーになれるのでしょうか? 

(2)日本の中小企業の現状と未来

 

 

ここからは現実の中小企業の話しです。

現在多くの中小企業が次の3つの事で苦しんでいます。

①コロナ融資の返済

②円安と物価高

③人手不足

 

①新型コロナ融資の据置期間を延長できなかった企業は返済の負担に

苦しんでいます。

②円安と物価高により材料費の高騰に苦しんでいます。

③人手不足により必要な人材が採用できずに苦しんでいます。

 

現在中小企業で、上記3重苦により苦しんでいる企業にとっては、

この株高は全く関係ない話しに映るでしょう。

 

事実その通りであります。

その通りどころか、直近ではマイナスの影響が考えられます。

 

株高で全体の景気が良くなると、日銀は金利を上げます。

これは多額の借金を抱えている企業にとっては死ねと言われているに等しいことです。

 

また全体の景気が良くなると物価もさらに上がります。

材料費はさらに高騰します。

この高騰分を価格転嫁できない企業は赤字になります。

さらに人手不足です。

 

景気が良くなると大企業が賃上げを加速して、人材は大企業に行ってしまいます。

賃上げできる体力のない中小企業にとっては、人が来ないどころか、

現有の人材も離れて行く可能性もあります。

 

株高で景気が良くなると当初は中小企業にとって

大きなリスクが覆いかぶさってくることでしょう。

ですから株高は喜べないのです。

 

しかし、「希望はないのか?」というとそんなことはありません。

 

もし、何とか「この苦境を創意工夫と努力で踏ん張る事が出来たなら?」

時間の経過とともに、しだいに世の中の人々にまでその恩恵が降りて

くるぐらい景気に持続性があったなら、次第に世の中の人々の懐と表情は

変わってくるでしょう。

大企業の社員は賃上げとボーナスアップで喜び、その結果消費が増えたなら、

次第にある一部の中小企業にまで波及してくることが考えられます。

もちろん、これは「この株高が2年~3年続けば」の話しですが。


半導体による株価の上昇がさらに波及して関連株にどんどん広がって、

さらに株高になれば、、世の中はキャッシュリッチな明るい未来が

待っている予感はあります。

 

しかし、現在中小企業には関係ない。

中小企業の皆さん気をつけなければいけない事は、
この株価に一喜一憂しないことである。


株価は市場でのキャッシュの動きであり、
あくまで上場企業の話し。

中小企業に降りてくるには先程も言いましたが、

時間がかかるし、業界によっては残念ながら永遠に

降りてこないところがあるかも知れない。

だから少なくとも甘い期待は厳禁。

それよりも、中小企業経営者にとって大事なことは、


まず、各自『自社独自の目標』を立てることです。

そして、その目標に向かって淡々と地道に経営を改善して行くことである。

まずは財務を改善することです。財務を改善しながら、勉強してマーケティング

を駆使することです。

 

何よりもまず優先することは財務の改善です。

 中小企業経営者の皆さん、

頑張りましょう!

私はいつでも応援に駆けつけます! 

 今回は以上です。

 

 資金繰りが悪いということでお悩み時は、ぜひご相談ください。

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