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貸付金・立替金・仮払金の勘定科目を消す

貸付金・立替金・仮払金の勘定科目を消す

今回は資金繰りの悩みを解消する方法の第7回目、「貸付金・立替金・仮払金の勘定科目を消す」というお話です。

 

社長の会社の決算書で、

貸借対照表(B/S)の左側の資産の部の中に、

 

①貸付金

②立替金

③仮払金

などの勘定がありませんか?

 

一度確認してみてください。

もしあれば、次の決算でこの科目を消せるように努力してみてください。
 

「え、何で消さないといけないのか?」

と思いますでしょう?

 

これらの勘定科目は、

①本当の資産ではない。

②会社から資金を流出させていて資金繰りを圧迫する。

③実質的に自己資本を減少させていて、銀行の評価を下げる。
 

3つの理由でダメなのです。


順番に説明していきましょう。

 

①本当の資産ではない。

資産というのは何のために持つのかというと、これから会社に貢献するために持つのです。

会社に貢献するとは?

財務的には、

「売上を挙げて→利益をあげて→キャッシュを得る」ということです。

貸付金は売上をあげませんよね。

貸金業ではない限り、貸付金で儲けるわけではないですから、貸付の相手先は社長か、従業員、関係先となります。

会社には貢献していません。

だからダメです。

立替金も同じです。一時的に立て替えたものですから、早急に精算しなければなりません。
会社には何も貢献していません。

だからダメです。

仮払金は、使途不明金で適当な勘定科目がないから一時的に立てているだけです。

これも早急に調べて適切な勘定科目に振り替える必要があります。

どれも、会社にとって一時的に収納する勘定科目であるので、決算時にこれが決算書に載っているメリットはなく、デメリットのみあるのです。

 

②会社から資金を流出させていて資金繰りを圧迫する。

3つの資産のどれも会社から資金を流出します。

しかも本業に貢献していないのに、資金だけ流出させるので、会社にとって良いことは何もありません。

これは言うまでもありませんね。

 

③実際的に自己資本を減少させていて、銀行の評価を下げる。

これは、ちょっと難しい話しかと思いますので、結論だけでも結構です。

上の説明でお分かりのように、これら3つの資産があるということは、会社は自ら自分の身を削っているということです。

 

「タコが自分の足を食っている」ところを想像してみてください。

 

銀行が融資する重要なポイントの一つに、

「いくら自己資本があるか」

ということがあるのですが、

貸付金、立替金、仮払金 などは

まさに、この自己資本を減らす科目としてマイナスの評価をするのです。

だからダメなのです。

逆に言うと、これらの科目をなくせば、会社の決算書の評価はグッとアップするのです。

 

以上、3つの理由を説明してきましたが、おわかりになりましたでしょうか?

では、どうしたらこのような科目が出るのを防げるか?

 

理由は3つです。

①月次決算をきちんとすること。

②会社のお金の使い方を適正にすること。

③財務のアドバイザーを身近に置くこと。

 

以上の3つを守れると、このような科目は出現しなくなり、例え一時的に出たとしても、すぐに解消されるでしょう。

つまり、これらの科目があるということは、

めっちゃ、キツイ言葉で言えば

「経理がズサンだから」ということになります。

 

ちょっときつかったでしょうか?

でも大丈夫です!

社長に本当に直す気があって、根気よく取り組めばこれらの科目は解消されていきますので、頑張りましょう!

今回は以上です。

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