良い税理士と悪い税理士の見分け方

こんにちは、財務コンサルタントの遠藤信行です。

税理士は、個人事業主や中小企業の経営者にとって重要なパートナーです。

適切な税務アドバイスを受けることで、節税対策や経営の効率化が可能になり、事業の成功につながります。

しかし、税理士にも質の違いがあります。良い税理士と悪い税理士を見分けることができなければ、思わぬトラブルや損失を招く可能性があります。

本記事では、良い税理士と悪い税理士の見分け方について詳しく解説します。 

良い税理士と悪い税理士を見分ける6つのポイント

1.専門知識と経験の違い 

良い税理士は、税務に関する幅広い専門知識と豊富な経験を持っています。

彼らは、最新の税法改正や税務トレンドを常に把握しており、クライアントに最適なアドバイスを提供できます。

例えば、新しい税制が導入された場合、その影響を正確に理解し、クライアントにどのような対策を講じるべきかを的確に伝えることができるのが良い税理士です。

悪い税理士は、知識が古く、最新の税法改正について十分に理解していない場合が多いです。

経験が浅かったり、特定の業種や分野にしか対応できなかったりすることもあります。

このような税理士は、クライアントにとって不利益な助言をしてしまう可能性が高く、結果的に税務リスクを増大させてしまうかもしれません。 

2.コミュニケーション能力

良い税理士は、クライアントのコミュニケーションを大切にします。

複雑な税務用語をわかりやすく説明し、クライアントが納得できるまで丁寧に対応します。また、クライアントのニーズや懸念に耳を傾け、適切な提案を行います。

良い税理士は、クライアントとの信頼関係を築くことを最優先に考え、透明性の高いコミュニケーションを心がけます。

一方、悪い税理士は、コミュニケーションに問題がある場合が多いです。

例えば、専門用語を多用してクライアントが理解しにくい説明をする、クライアントの質問に対して曖昧な回答をする、あるいはコミュニケーション自体を疎かにすることがあります。

このような税理士と付き合うと、クライアントは税務に対する不安や疑問を抱えたままにされることが多く、結果的に不適切な税務処理が行われるリスクが高まります。 

3.クライアントへの対応姿勢

良い税理士は、クライアントに対して親身な対応をします。

例えば、定期的な報告やアドバイスを行い、クライアントが税務について常に最新の情報を持っているようにサポートします。

また、クライアントのビジネス状況や目標を深く理解し、それに基づいた最適な税務戦略を提案します。

良い税理士は、単なる税務処理者ではなく、ビジネスパートナーとしてクライアントの成功に貢献することを目指します。 

悪い税理士は、クライアントへの対応が事務的であり、個別の状況に合わせたアドバイスを行わないことがあります。

例えば、書類の提出期限が近いときにしか連絡を取らない、クライアントの質問に対して適当に対応する、あるいは問題が発生したときに責任を回避しようとするなど、信頼関係を築く姿勢に欠けています。

このような税理士と付き合うことで、クライアントは不安を抱え、最適な税務戦略を享受できない可能性が高まります。 

4.報酬の透明性とコストパフォーマンス

良い税理士は、報酬体系が透明であり、クライアントにとって納得できるコストパフォーマンスを提供します。

初回の打ち合わせで詳細な費用説明を行い、追加費用が発生する場合も事前にクライアントに通知します。

また、報酬に見合った高品質なサービスを提供し、クライアントが感じる価値以上の成果を上げることを目指します。

悪い税理士は、報酬に関して不透明な場合があります。

例えば、初回の打ち合わせで十分な説明がないまま契約を結び、後から予期しない追加費用が発生することがあります。

また、サービスの質が低く、クライアントが支払った報酬に見合わないと感じる場合もあります。

このような税理士と付き合うことで、クライアントは費用対効果に不満を感じることが多いでしょう。 

5.倫理観とコンプライアンス

良い税理士は、法令遵守を徹底し、倫理観を持って業務を遂行します。

クライアントに対して、合法的かつ正当な税務戦略を提案し、節税の範囲内で最適な対策を行います。

また、税務署や関係機関とのコミュニケーションを円滑に行い、クライアントの信頼を損なうようなリスクを最小限に抑えます。

一方、悪い税理士は、倫理観に欠ける場合があります。

例えば、脱税行為を勧めたり、法令に違反する方法での節税を提案したりすることがあります。

このような行為は、短期的には利益をもたらすかもしれませんが、最終的には税務調査などで問題が発覚し、クライアントに重大な損失を与える可能性があります。

悪い税理士と付き合うことで、クライアントは長期的なビジネスの信頼性を損なうリスクが高まります。 

6.クライアントの声や評判の確認

良い税理士は、クライアントからの信頼と高評価を得ています。

多くのクライアントが、その税理士のサービスに満足しており、紹介や口コミで新しいクライアントを得ていることが多いです。

また、税理士自身が積極的にクライアントの声を集め、サービス向上に努めている場合もあります。 

悪い税理士は、評判が悪かったり、クライアントからの不満が多かったりすることがあります。

例えば、インターネットの口コミやクライアントのレビューで、サービスの質や対応についての批判が目立つ場合があります。

また、悪い税理士は、クライアントの声を無視し、自己流のやり方に固執する傾向があります。 

まとめ

良い税理士と悪い税理士を見分けるためには、

税理士の専門知識

コミュニケーション能力

クライアントへの対応姿勢

報酬の透明性

倫理観

評判

など、複数の要素を総合的に判断する必要があります。

信頼できる税理士とパートナーシップを築くことで、事業の成功に向けた確かなサポートを得ることができるでしょう。

逆に、悪い税理士を選んでしまうと、思わぬトラブルや損失を招く可能性があるため、慎重な判断が求められます。 

良い税理士との出会いは、あなたのビジネスにとって大きな財産となるでしょう。税理士選びに迷った際には、上記のポイントを参考にして、最適なパートナーを見つけてください。

また、当社では税理士選びについてのサポートを行っております。

まずはお気軽に当社ホームページの無料相談からお申込みください。

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